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選択肢ゲーム【黒子のバスケ】

第11章 幼馴染【高尾 和也】〈アンケート〉


→もう、和也なんて知らない。


柚は、頬をプクと膨らませては違う方向を見る。その仕草は、とても可愛らしいが、慌てる高尾の姿があった。


「あぁぁ、ご、ごめんて!怒らないでくれよ~。」


「馬鹿か、高尾は…。無理矢理つれてきて、こうなんだよ。それより、始めんぞ?来ないと、刺すぞ。」


宮地は、半分高尾に脅す。未だに、高尾は柚の隣で1人で慌てるばかりだ。どうやら、柚のご機嫌を直そうと必死なのだ。


その様子からなのか他のメンバーから見れば、とても微笑ましい光景になってしまう。高尾は、一度柚の頭を優しく撫でてからごめん…と一言だけ謝って離れるのだった。


「幼馴染関係は、もう嫌なんだよな~…。だったら、このバスケで柚を俺に振り向かせる。覚悟しておけよ…。」


高尾は、密かにそんなことを思っていた。だから、バスケ部に誘ったのだった。勿論のこと、この事は柚は知らなかったのだ。











































          幼馴染【高尾 和也】
                〈END〉
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