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選択肢ゲーム【黒子のバスケ】

第7章 生徒会【赤司 征十郎】


赤司に指示された柚は、机に近づき言われた場所にアンケート用紙を置く。


「そういえば、お前のクラスの学級委員が届けてくれるんじゃないのかい?」


そう赤司は、全てのクラスの学級委員を把握している。だから柚が届けてくることに不思議に思っていたのだ。柚が赤司に説明をするのだ。


「…なるほど、用事が重なってお前が、代わりにきたのか。手間をとらせたな。」


赤司の反応に、慌てて柚は首を左右に振る。そのとき、赤司はクスと笑いを零す。柚は不思議に思い首を傾げる。


「あぁ、すまない。お前の反応が面白くてね…。頼みがあるのだが、生徒会の仕事を手伝ってはくれないだろうか?無理ならいいが…。」


赤司の誘いに、素直に頷く柚は床に自分の鞄を置いては、隣に座り指示を待つ。赤司は、微笑んだ。


「ありがとう、とても助かる。じゃあ…まずは──。」


赤司は、真剣な瞳をさせ柚に分かりやすく説明していく。今回のアンケートの結果を、白紙に纏めていく。


その作業は、赤司1人だと相当時間が掛かる。だが、赤司は柚が来るまで1人でやっていたのだ。
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