• テキストサイズ

選択肢ゲーム【黒子のバスケ】

第2章 図書室【黒子 テツヤ】


いつも通りに、柚は図書室に行き本を探していた。ふと、目に止まったのは『料理』に関する本だった。手を伸ばしその本を取ろうとしたが、思っていた以上に高い場所にあった。

背伸びをしもう少しという所で、本を触れそうになった時に、ヒョイとその本が取られてしまった。


「あの、この本を取りたかったのですよね?」


柚の後ろから聞こえてきた為、振り返ればそこには水色の髪の毛が特徴の男子がいた。柚は、驚いてその男子から離れる。その反応からその男子は苦笑をしていた。


「すみません、驚かすつもりはなかったのですが…。この本ですよね…。どうぞ。」


その男子から『料理』の本を渡された柚は、ペコリと頭を下げる。


「いえいえ、困っていたようなので。その本、もしかして借りますか?」


水色の男子が、柚が持っている本に目線がいく。柚は、その本を一瞬だけ見つめてからコクリと頷く。すると、その水色の男子はニコリと微笑む。


「分かりました。カウンターまで、僕が運びます。こうみえて、僕は図書委員なので。あ、名前…まだでしたね。僕は、黒子テツヤと言います。お名前を聞いてもいいですか?」
/ 112ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp