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夢なら覚めないで・・・。

第2章 長靴を履いた猫


「うわー!!すごいおしろ!!」

「この城が俺が鬼から手に入れたものなんだぜ。」

「すごーい!!あっ!」

   「カラバ様?あら、お客様?お茶をいれなきゃ。」

「王女様、お構いなく、すぐに次の所に行くので。」

   「あら、そうなの?残念ね、ゆっくりしていったらいいの
    に・・・。」

「すみません、あまり時間がないもので・・・。」


「・・・うわぁ!!おうじょさまだ!!きれい・・・。」

   「うふふ、うれしいわ。ありがとう、アイリスちゃ
    ん。」

「あれ?どうしてアイリスのことしってるの?」

「向こうまで聞こえてたもの、うふふ。」

「・・・。あっ!ねぇねぇカラバさん!!」

  「ん?どうしたんだい?」

「ここにはどのくらいのおとぎのひとたちがいるの?」

  「んー、そうだなぁ、実は私も把握しきれてないんだ。あまりにも
   多いからね。でも、このお城を出て右に曲がってまっすぐ進んだ
   ら街に出るはずだよ、そしたら靴屋さんが街角にあるはずだか
   ら・・・。」

「もしかして!!それって『くつやのこびと』?!」

  「うん、そうだよ!よく知ってるね!」

「こびとさんにあえるの?!あいたい!!はやくいこ!!ねこさ
 ん!!」

「え?もう?あ、ちょっと、アイリス?ちょっと?!おー
 い!!」・・・。

   「うふふ、賑やかな子たちでしたね。」

  「本当だね、でも本当のことを知ったらそうもいかないだろうけど
   ね・・・。」―――。
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