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テニスの王子様*あなたに憧れて*

第4章 強化合宿のはじまり


――氷帝学園――
到着したその学校は思ったより小綺麗な場所だった

「吉野くん。」

名前を呼ばれ振り向くと氷帝の鳳が手を振って近づいてくる

「おっはよー。一週間よろしくな!」

こちらも手をヒラヒラとしながら挨拶しておく

鳳「うん。よろしくね。あ、入って真っ直ぐ行くとグラウンドがあるからそこで待機していてください。」

彼は業務でここにいたらしく丁寧な言葉で説明をしてくれた

「どーもー。んじゃ行こーか」

二人へ振り返ると何故か笑いを堪えている様子だ



小首を傾げていると桃がお腹を抱えながら説明してくれた

桃城「し、身長差酷すぎて親子にしか…でも態度逆…」

説明にもなってない
ただ、言いたいことは伝わったので苦笑いで怒る

「おいコラ、身長と態度が見合ってねえとか言ったらぶっ飛ばすぞ」

鳳が礼儀正しいのと私の態度がふてぶてしいのがギャップで面白いらしい

一応越前より1cmでかいんだけどな…

桃城「あと30cmはでかくなれよチビ」

それでも茶化す桃に腹を立てる

「〜〜〜〜〜っ!!!」

牛乳を飲みまくることを決意し、鳳に挨拶をしたあとグラウンドの方へ向かった

氷帝の生徒は、朝から役割でバタバタと忙しくしていた

立海大は3強の方々のみ揃っており、日程の確認やらをしている

私はバレることを恐れ、なるべく立海に背を向けるようにして桃と会話をしていた

切原「おー、はえーじゃん!気合い入ってんなー真琴」

名前を呼ばれ、振り向くと赤也が手を振っていた

「おーっす!遅刻しないなんて珍しいじゃん。今日は雪かー?」

私達達お決まりの片手ハイタッチを決めながら茶化す

切原「ひっでぇ…」

肩をガクッと落としながら手をヒラヒラさせると自分の学校のメンバーの方へ向かっていった

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