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テニスの王子様*あなたに憧れて*

第2章 勝利のために


関東大会氷帝戦
シングルス1の手塚部長が跡部との試合で肩の痛みを悪化させた

その結果、決勝戦まで部長は日本にいられなくなった。

代理に大石先輩と乾先輩に事情が説明されていると言付けを受け、

手塚部長は全国大会までには戻ると残しドイツへ行ってしまった。

それでも青学はとても強かった。
城成湘南戦、六角戦、そして立海戦

決勝戦の立海との試合は正直な所、幼馴染みの切原赤也

彼にバレてしまうんではないかと、ヒヤヒヤしながら応援をしていたのでどっと疲れた。

でも、この勝利で私達は全国大会へ行ける。

私の手首も、もうすっかり治り3日後には夏の強化合宿

今日の練習が終わったら2日休み

手首を痛めてからは休日も部活後も海堂との自主トレを怠らないでいた。

「明日、明後日もそうするかなあ…」

グラウンドでランニング中、合宿前の予定を組む

「なーに、ブツブツ言ってんだー?」

気づくと隣に並んで走る桃がいた

「うっわ。びっくりした」

自分の考えにふけっていた私はいつの間にか大人数に囲まれて走っていた。

「やっぱ聞いてなかったなー!」

菊丸先輩に呆れたような顔をされてしまった。

やばい、本当に聞いていなかった…

「一体何だって言うんですか」

困ったように聞くと、不二先輩が答えてくれた。

「明日みんなで遊園地に行かないかって話になっているんだ。予定はどうかな?」

とても楽しそうな提案だ。

恐らく合宿前の休息なのであろう。

すぐさま了承を伝えると、大石先輩は後でみんなに連絡すると言ってスピードを上げた。

それを合図にみんな私の周りから離れていった
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