第2章 1人目♥現国 ユーリセンセー
「とりあえず味方作らないとね…。」
あたしは教職員名簿を見ながら、一人呟く。
まさか全教科落とすなんてアホ丸出しじゃん…。
高校最後の年、想い出作りも兼ねてセンセーとヤッちゃうか。
とりあえず、ウチの学校のセンセーは何故か全員イケメンだ。
センセーのチ…………アソコなら喜んで口にするわ。
まずは現国辺りから落としてイキますか。
あは。
えっと…現国現国っと…。
あたしは、イケメンオタクの友達が作った『センセー虎の巻』をペラペラと捲った。
ユーリセンセーについて…フムフム。
『三度の飯よりゼノが好き』
は?えっ?ゼノって…古典のゼノセンセーだよね?
何?そっち系なのぉ?!
『ゼノへの忠誠心半端ない』
ああ…忠誠心ね。
もぉ…いきなし、どえらい壁にブチ当たったかと思ったわ。
『顔は仔猫ちゃん。アソコは猛獣』らしい
…何の話だ。しかも、らしいって。
まっ…それは、あたしが確かめてきてあ.げ.る。ムフッ