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【恋の乱】才蔵さんの嫉妬【R18 裏】

第6章 ※※※※※※


ふと冷静に考えたらまだ昼間なのだった。

障子が閉まってるとはいえ部屋は明るい。
私と才蔵さんの乱れた姿ははっきりとわかる。

そして才蔵さんの舌や指の動きに翻弄され
抑えるようにしてもつい声が出てしまう。

もし部屋の前を人が通ったら
二人が何をしているかすぐにわかってしまう。

私は才蔵さんの胸を押し返し少し体を離すようにした。

「どした?」

「才蔵さん、あの…」
「何?」

「まだ、お昼前です…」
「だから?」

「誰かに知られると恥ずかしい…」
「で?」

「でって…。
やっぱり昼間からこんなことするのは…あまり…」

「俺は平気」
「私は困ります…」

「何で?」
「何でって…」

才蔵さんは妖しく微笑んでいる。

もう、やだ、
こういう時の才蔵さんに常識は通じない。

早速才蔵さんの意地悪なとこが全開だ。

そりゃ才蔵さんは普段はお城にいないし、
才蔵さんをひやかしたりする人なんていないから
別にいいかもしれないけど。

私は普段からずっとお城にいるし、
昼間からこんなことしてたとみんなに知れ渡ったら…。

恥ずかしすぎて考えるだけでも恐ろしくなる。
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