• テキストサイズ

【恋の乱】才蔵さんの嫉妬【R18 裏】

第5章 ※※※※※


どれくらい口付けていたのだろう。
今までで一番長く激しい口付けだった。

私はすっかり目がうつろになっていた。
体の力も抜けつつあったため
簡単に才蔵さんに組み敷かれる。

「お前さんはずるい。
あんな顔してあんなこと言って。
俺を挑発してんの?」

「まさか、そんな…」

「気づかないのも罪だよ」

あやねはずるい、いや、
わざとじゃない分タチが悪い。

あんな笑顔で、大好きと言われて、
そして自分から口付けてきやがって。

俺の理性を簡単に飛ばす女。

今までいろんな女を見てきたけど。
こういう女が一番厄介だ。

上忍は女に本気で溺れてはいけない。

幼い頃から人前で感情をさらけ出さないことを訓練してきた。

いつも冷静沈着たれと。

他人の感情を読み取ることはしても
自分の感情を読み取られてはいけない。

色恋に関してもそうだ。

女は、性欲のはけ口と情報を得るため、
任務の遂行に必要な時に抱くものと
訓練されそれを実行してきた。

でも、あやねは、あやねは…。

俺の上忍としての思考や理性を崩してしまう。
あやねの前では女に惚れた
ただの男になってしまう。
/ 30ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp