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今 夜 か ら は 。

第4章 お鍋の日。


 「ちゃんが嫌ちゃうかったらこっちおいで」



空いてる隣の座椅子を
後ろへ引く渋谷さん。

見つめてたから
伝わったのかと焦った…











 「い、良いんですか…?」

 「えぇよ。その方が安心やし」

 「でも…」

 「ん?」

 「渋谷さんは嫌じゃないんですか…?」



自分は嫌じゃないけど
渋谷さんは嫌かもしれない…

や、でも先に言ってくれたの向こうだし…

と、もう何が何だか
分からなくなってる私を見て
片方の口角を上げる渋谷さん。

その表情に
きゅん…と胸が鳴る。
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