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今 夜 か ら は 。

第4章 お鍋の日。


 「ちゃん、見て見てぇ~」




酔いが回り
顔を赤くさせた安田さんが
距離を寄せて来て
笑顔で自分の手の平を
見せてくれている。

マジマジと安田さんの手の平を見るけど
手相分かんないよ、私。














 「僕なぁ、手小さいねーん」

 「え、あっ」


たまたま箸を置き
休めていた右手が取られ
安田さんの左手に重ねられた。












 「あっ、僕のがちょっと大っきい!」


ほらっ、と渋谷さんへ見せる。

合わせてるだけとはいえ
なんか、やだ…
(安田さんには悪いけど)



触られるなら渋谷さんが良い…
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