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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第10章 眷属達の想い











「そんな事はどうでも良い。ナナシが無事なのかだけでも、
さっさと答えやがれ」

「これは失礼致しました、リヴァイ様。しかし、
我らがここにいて貴方がたに殺気を向けていない事で
察して頂きたい」


遠回しの嫌味にリヴァイはまた舌を打つ。

このジャックという『紳士』は絶対性格が悪いなと本能でわかった。


多分、エルヴィンと同系統の嫌な奴だと、
今のやりとりで理解する。

ミケ達もどことなく「あぁ・・・」という顔をしているので、
リヴァイと同じことを思ったのだろう。


まだ口や態度は悪いが裏表の無さそうなジェリーの方が
マシだと思ってしまう。




・・・まだ出会って数分しか経っていないにも関わらず。







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