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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第33章 ナナシの想い
















無事、調査兵団に帰還した四人は
事情を知るハンジやナナバに出迎えられ、
悲願を達成したナナシを祝福していた。


「本当に良かったね。おめでとう、ナナシ」

「ねぇねぇ!その『心臓』ちょっと見せてよ!!お願いっ!
どうやって動いているのかな?ちょこっと容器から出して
触ってみたいんだけど!そんで、出来ればその細胞を
ちょびっと貰って研究したいんだけどっ!!」


ハァハァと興奮しているハンジを羽交い締めにして止めてくれたのは
ミケで、彼女はナナシが部屋に戻るまで往生際悪く暴れていた。

「さっさとその『心臓』をクソメガネの目が届かないところに隠せ」と
リヴァイがフォローを入れてくれたお陰で、
ナナシはエルヴィンの突き刺さる視線からも逃れられたのだった。






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