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my self

第39章 夢への選択





 次の日になり私は

絵画教室に先生にお礼を言いに行った。



私の顔を見ると同時に

先生は本当に喜んでくれた


私も涙目になりながら向かい合っていた



「本当におめでとう!ついにやったね」


そう言うと先生は私の手を強く握った




「本当にありがとうございます

先生が色々とご指導を

してくださったおかげです」



私も手を握り返すと、先生はニッコリと笑うと



「来週の日曜日には、授賞式らしいから

準備してなさい」



「はい、分かりました」



「そして、来月からパリに行って勉強が始まるから

パスポートとからは大丈夫かい?」



「えっ?」



「優勝者にはヨーロッパでの

勉強が約束されてただろ?」



そうだったと私は気が付いた


「そうですね、分かりました」



「今から、準備が大変だが夢の為だから

頑張るんだよ」



「はい、しっかりと準備をします」



私は話が終わると教室を後にした



帰りの道で

私の気持ちはパリ所ではなかった


ヨーロッパの勉強の事を彼は聞いたら

何と言うだろか?




行っておいでって言ってくれるんだろか?



それとも、私たちは終わってしまうだろうか?



離れて私たちの心は繋がってられるのか?




私は心の片隅では

待ってるからって言葉を期待していた




そして、いつ彼に言おうかとも悩んでいた


忙しい彼だし、そして意外と怒らせると怖いし

でも話さないわけにはいかないし

そんな事が私の胸を重くしていたのだった



「どうしよう.....」



私には、手放したくないものが

増えてしまったのだ

それは悪い事ではないが

人は必ず両方を手に入れられるものではない


だから時として選択に迫られるのだ

どちらを選択すべきなのか


私の幸せは簡単に色あせてきた事に

悲しみを感じていた



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