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my self

第47章 未来は





彼は私から招待状を受け取ると

ある事に気が付いて微笑んだ



安田「これって....」


「ふふっ、いつも私の心にあった笑顔です」



招待状に私の個展の一番の作品で

彼の笑顔の作品だったのだ



私は、どの作品にも必ず彼を描いていた

いつも私の心の中に彼が居たから


離れてても心は繋がってると信じてたから




安田「もしかして

俺ばっかりの作品なんちゃうん?」


「さぁ、それは見てのお楽しみですね」


私は笑って返事した



安田「なぁ、ゆめちゃん」


「はい、どうしたんですか?」


私はゆっくりと彼に見ました


安田「あの、島はほんまやったな」


そう言うと私の手強く握った


「はい、そうみたいですね」


二人で恋人の島を見つめた

遠くに綺麗に浮かんでいる



安田「また、あそこに行こうか?」


「はい、もう夜はやめときましょうね」


彼はその言葉に笑った



安田「次は永遠の未来を誓おうな」


私はその言葉に驚いた



安田「もう未来はずっと一緒やで」


その言葉に私は頷いた



安田「その時は、石の付いた指輪を渡すなぁ」


そう言うと強引に私の唇を優しく塞いだ

唇を離した後もしばらく見つめあったていたが


安田「さて、久しぶりに作りますか!」



そう言うと砂をかき分けながら

顔に砂をつけながら

時々は笑って砂のお城を作った




これからの未来も選択の連続だろ

大切なモノを手放さなきゃならない事もある



でも、必ずそこにある

綺麗な景色を私は信じて進もうと思う



彼とまた、あの島で石の付いた指輪を

受け取る日まで



私は大切なモノを抱きしめて

これからも歩み続けようと思っている


彼と出会ってからの時間が

私の夢を手に入れる力になったから

これからも、いろんな力になると



「安田さん、めっさ好きやわぁ」


安田「関西弁の勉強は必要やね」


私たちはいつまでも、会えなかった時間を埋める

ように二人の時間を楽しむように過ごしていた



そして、二人で砂の城が完成された

もう二度と壊れる事のない城を




       END
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