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my self

第16章 最初の色




 私はしばらく寂しさを紛らす為に

部屋を後片付けをしていた




彼が使ったコップを洗いながら

考えていた


もし誰かにアイドルが部屋にいたなんて言っても

信じるはずもないだろう


あの海で出会ったのは

アイドルと普通に出会って仲良くなって

これを人は奇跡と言うのだろか?

私は自分に起こってる出来事を考えていた




そして、彼は私に寝ろって言ったけど

彼が昨日に寝てた場所に

なぜか恥ずかしくって寝れるはずもなく

私は寝ずに過ごしていた



帰り際に彼はいつも次の会う約束のように

私にときめきを置いていく



「やすださん、私、夢を見てていいですか?」



私は、彼と過ごした時間を思い出しながら

呟いていた




そして、部屋の隅に追いやられていた

キャンパスの前に座って

真っ白な画面を見つめ続けたが

自分の両頬を軽く叩くと気合を入れて

ある一色の絵の具をだして

水で溶かした



悲しみの中にいた私は

綺麗な海のように心の広い彼と出会って

私の心は綺麗な青色になっていってる



キャンパスの右端に青を強めに塗った

それから少しだけ薄くしていったのを

広げていった


キャンパスは右端の隅っこだけ塗った



「よし、これでいい」



私は、筆をそっと置いた

このキャンパスにはこれからの

彼との思い出の色を塗って行こうと

思ったのだ



これが出来上がった時に

どんな作品になるかは私にも分からない

でも、どんな作品になっても

後悔しないようにしたい



そんな恋にしたいと

私は色を塗って決意したのでした



このキャンパスに全部色が塗られる時に

私の未来はどんな色になってるんだろうと

私は思いながら

素敵な恋を夢見てたのでした

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