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my self

第8章 繋がる





何かを探してる彼の所に私は歩いて行きました


「何かお探しですか?」


私の声に慌てて彼は振り向きました


「おっ、」


私を見ると彼は驚いていました


「今日は休みなんですか?」



私との話に彼は照れ臭そうに近くの雑誌を手に取り



「仕事は夕方からやったから、身体が大丈夫かなぁてな」


彼の言葉に私はまた熱は上がって行くようでした


「安田さんの方こそ」


私は少しだけ鼻声になっている彼を心配した

すると、身体をゆらっと動かしながら言った


安田「俺は大丈夫やで」


「良かった」


私はニッコリと微笑んだ


安田「ありがとうな、俺、安心したし仕事に行くわな」


そう言うと手にしていた雑誌を棚になおすと

何故か私に軽くぶつかると

軽い足取りで店を出て行きました



彼が出て行った後に同僚は私の所に走って来ると


「アイツなんだったの?」


困惑した顔で私に聞いてきた


「あぁ、道に迷ってたみたいだね」


「なるほどね、東京のヤツが遊びに来て迷ったて事か」


「そうそう」



私と同僚はそれから仕事に戻って

お互いの仕事を頑張りました



そしてやっと仕事も終わり私は更衣室で着替えてる時に

ある事に気が付きました


制服のポケットに四つ折りにされた紙が入っていました


「なに、これ.....」


私はポッケトから取り出し見てみると


《これ、俺の携帯番号!登録してLINEに来てや》


私は、すぐに紙を折りなおしてしまいました

そして驚く速さで動く心臓を落ち着かせるために

何度も深呼吸をしました


そして、夢ではないかともう一度見ました


夢ではなく、彼への繋がりを手に入れたのでした




彼はどうしてここまでするのか?

彼を信じていいのか?




私はその信じられない出来事に立ち尽くしていました



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