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my self

第44章 島





 彼の肌の温もりを感じていた

抱きしめる強さが増すほどに


「安田さん......」


私は彼の背中に腕を回した



「私、必ず夢を叶えますから

忘れないでいてくれますか?」



私の言葉に彼のおでこが私のおでこと重なった



安田「こんな無茶な子を忘れるわけないやろ?」


「無茶って......」


私が苦笑いすると


安田「熱を出した男を抱えて部屋に運んだり

夜中に一人で車まで行ったり

夜の海に一人で挑んだり

めっさ無茶やん」



彼の言う事を考えると

その時は必死だったから分からなかったが

私はかなりの無茶をしてきたと思った



「本当ですね、

その度にご迷惑を掛けちゃいましたね」



安田「ええよ、俺がしたかったことやし」


「変わってませんね」


安田「おん?」


「出会った時から....」


私は、彼に微笑んで見せた


安田「ゆめちゃんは変わったよ.....」


「えっ?」


安田「綺麗になったよ」




そう言うと優しく私の唇を塞いだ


長い長い口づけに私は幸せを感じていた


静かに唇を離すと




安田「さて、メインイベントを始めようか?」



そう言うと彼はゆっくりと立ち上がると

私に手を差し出し立たせた


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