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my self

第40章 甘え




私は同僚から言われた事を考えていた

夢を切符を無駄にするべきではないが

彼を失いたくないと願うのは贅沢なのかと



いくら考えても答えはでなかった



私は意を決意して彼に連絡を取る事にした

しかし忙しい彼に何と言えばいいんだろうか


電話で話す内容でもないので

やはり会って話すべきだと思った



《どうしても会って話したい大切な話があるので

ご連絡を頂けませんか?》



私は彼に送ると大きなため息の中

待っていた

自分の部屋から見える窓からの空は

すっかり夏になっていた

熱い日差しが私の部屋に差し込んできている



しかし私の心には重く暗いモノが

ずっと引っかかっていた

それが何かは分からなかった



なぜ、優勝したのに私はこんなに悩んでいるんだろ?



その時に彼からの返事が届いた



安田《今、仕事が終わったからそっちに向かうな

待っててや》



《ありがとうございます》



私は彼に返事を送ると

彼が来るまで一人で静かに待っていた



彼は、どう思うのだろうか?

どんな答えを私にだすのだろうか?



しかし、私はとても大事な事を

忘れていたのでした


その事がこの問題を大きくさせるとは

この時の私は知らずに

いつまでも、甘い考えに浸っていたのでした


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