第2章 入学と合宿のススメ。
私はこの春音駒高校に入学しました!
いや、出来ました!
受験したのはインターナショナル科、親も
フランス人やロシア人、イギリスと本気の
国際派なのです。
まあgrade9までは課外活動でバレーをやってたんだ。でも、一回足を痛めてからはそこまで激しい運動はできなくなっちゃったんだよね。
だからバレーは諦めて、日本語の勉強ができる高校に通おうと思って受験したってわけ。
インターナショナル科があるってだけでここを選んだけど、バレー部があるって聞いて
びっくり!
まあマネしか出来ないしマネ面倒だから関係ないとか思ってたんだけどさ。
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「おーい、そっち行ったぞー!」
「アッ、すんません!!!」
「あーっ、ぶつかる!!!!!」
バシンッ
「……ったぁ~、リエーフ……!ふざけんな!脳細胞死んだラどうすんねん!!」
リエーフがヘマしたボールが飛んで飛んで私の頭にクリティカルヒット…
先輩やリエーフなどの部員が駆け寄ってくる。
……うわぁ…リエーフがスライディングしてきた…
「わ、悪気は無かったんだよ!」
「あったラなおわルい!」
「うわっ、ごめんってー!!」
まあ、皆の声が聞こえなかった私も悪いか。
なんかリエーフ本気で土下座してるしもう
いいや……
「……許す。」
「ハハッ、怒りの関西弁出てたぞw」
「クロ先輩、うルさいねん!そのトサカ全部削ぎ落としたロか!?」
「ひでぇ!!つーかまろん、お前敬語使えよ!」
「わあごめんなさい!スクールではみんな英語だかラ、敬語とかなかったかラつい!!」
「あとお前、ラ行変だぞ!?なんで舌巻いてんだよ!」
「すいませんね!ロシアではRの発音は舌を巻くんですよ!」
「Rのルも巻いてる!つーかお前、フランス生まれだろーが!」
「残念!マミィはロシア人でーす!!」
「……こいつ……!!!」
「黒尾ー、まろんからかうのもそのくらいにしとけー。」
クロ先輩との攻防戦が(こっち優勢で)開戦しかけたところでにクロ先輩に注意してくれたのは夜久先輩。
研磨とかは呆れてスルーしてたからな。
さっすが夜久先輩、オカンなだけある!!
「誰かオカンって言ったような…
………気のせいか。」
「うーし、休憩終了ー!練習再開するぞー!」
……あ、危なかったね!
ああ、本当どうしてこうなった……
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