第6章 お出かけとお留守番
次の日の朝
まだ、朝と呼ぶには少し早い位
高杉は寺子屋へ向かっていた
今日は寺子屋が休みだ
なぜ、こんな朝早くから寺子屋へ向かっているのかというと
ガラッ
家の扉が開く音がした
玄関まで顔を出す
「おや?こんな朝早くにどうしました?今日は寺子屋はお休みですよ?」
前日は用事があり出かけていた松陽は
寝るのもそこそこに起きて朝ごはんをこしらえていた
「名前はまだ寝てるのか?」
玄関で履物を脱いで、あがる高杉
「いつもならもうそろそろ起きるのですが、今日はまだですねぇ。少し覗いてみてきてもらえますか?女の子の部屋ですので一応声かけてくださいね」
返事も曖昧に名前の部屋へ向かう
トントン