第18章 再会
暫く歩いてから敵地へと着いた
相手も此方を見据えお互いに緊迫状態が続く。
すると敵軍の離れた奥の方に囚われている人物の姿が…
見間違えるはずがない。
会えなくとも毎日想っては夢にまで出てきて、毎日無事を祈り、その人を助け出す事を想像し、その人を想い眠りにつく。
1日たりともその人を忘れた日などない。
自分が会いたくて会いたくて仕方なかった人…
「…松陽先生!!!」
名前は先生の存在に気付き、声をあげる
「先生!!!」
寺子屋からのメンバー達も先生に気付き声をあげる
久しぶりにみる松陽先生は少しやつれてはいたものの、昔と全く変わってなくて様々な感情が名前の頭を駆け巡り色々な想いが込み上げて涙が出てくる
すると松陽先生は私達に気がついたのか、目を見開いて少し驚いた顔をみせたと思ったら目を伏せてとても辛そうな顔をしていた