第15章 ヤキモチ
数日後、桂の提案で拠点地の移動となった
「ここも愛着でてきたけど、いよいよ離れるのか…」
「ここらの周りの幕軍は、大方潰したからな。ここを破られるのも時間の問題であろう。潮時だ。これから南を目指し、進む。その先に廃墟となった道場があると聞く。次はそこを拠点地とする。」
ここでは、思ってたより長い間お世話になった
毎日のように出会いと別れを繰り返し、生活を助けてくれた屋敷に心の中で感謝と別れの挨拶をする
行先ははるか南
先生が捕らえられているとされる場所まで後少しというところまで来ている