第38章 第37セット
一回戦。
白鳥沢と青城は危な気なく二回戦進出を決めた。
今は、烏野。
確か相手は条善寺。
2年前までは“質実剛健”をモットーとしたチームだった。
指導者の方針の違いにより、今ではソレとはかけ離れたチームとなっているが、決して弱いわけではない。
どこからでも打つし、誰でも上げる。
どんな体制であっても繋ぐし、どんなことにも挑戦する。
お祭り騒ぎのような相手はある意味、やりづらい相手だろう。
「「「「ひゃあっふぅーーーいっ!!!」」」」
入ってきた、、、“お祭りチーム”。
谷「あれっ?優さん!!?」
やっちゃんやー!!
うぇーいっ!!٩(^д^)۶
谷「応援に来てくれたんですかッ!!」
《かわいー教え子たちの試合だからね!笑》
谷「うぅ〜、、、ッ!!」
ん?ん?どどどした!!!?
谷「あ、アザーーッス!!」
直角に頭下げられたんだけどっど、どうしよう、、、
周りからは何をやらかしたんだという視線が集まってきて居心地が悪くなりそうだったので、早急に頭を上げさせ応援に集中することになった。
条善寺の奇抜さと言うか、他では見ないプレースタイルは確かに驚くだろう。
けどそれは、烏野だって同じだ。