• テキストサイズ

あなたの声が聞きたくて【ハイキュー!!】

第35章 第34セット



*岩泉side*




久しぶりの学校。


今までなら感じない緊張。



優と会うからだ。



ここまで会わなかったことはない。



朝練もまともに出来なかったほど。




教室に入って優の姿が見れて安心した半面、及川と一緒にいるのを見て、ドロドロとした醜い感情が湧き上がった。




優に話しかけたいと思っても周りに人が絶えねぇし、何より、拒絶されてしまったらと怖気づく。



いつから俺はこんなビビリになったんだろうな。



お前のことになると普通のことができなくなるんだ。





今はただ、遠くからお前を見ることしかできない。






ホームルームで決まった体育祭の出場種目。



毎年の如く優は全種出場。


バレーにも出る。



あいつの本気バレーが見れると思うと口元が緩んじまう。



周りに変な奴って思われないよう、肘をつき窓の外を見上げた。









空は雲ひとつ無い、快晴だった。



/ 638ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp