第32章 第31セット
俺の買い物を済ませて、次は優の番。
服を買いたいんだって。
けどさあ、俺くっそ入りづらい。
覚悟を決めていざ入店。
想像以上に気まずい。
お構いなしに服を選ぶ優に意地悪してやりたくなって、普段優が着なそうな服でなおかつ可愛いのを選ぶ。
「これとかどーよ?」ニヤ
ちょっと露出多めなやつね?
「あ、ちょっそんな冷めた目で見ないで。ちゃんとしたやつ選ぶから。」
こうして夏服を選びつつも、このあとに備え、秋服を見る。
あいつが欲しがってたのは薄手のパーカー。
見つけたのは俺の持ってるのと全く同じデザインの紺のパーカー。
ペアルックいけんじゃね?(真顔)
よし買わせよう。
俺の持ってるのとお揃いうんぬんは内緒にして薦めて見事買わせた。←
「これねー、俺の持ってるのと全く同じなんだよねー」
さらっと言ったらさらっと殴られたけど返品されなかったから俺幸せ。
つか、優の分の荷物俺持ってるから返品とかさせない。( ・´ー・`)ドヤ
歩いてて優が立ち止まり指差した先にあったのはケーキ屋。
《ここのシュークリーム美味しいから食べてこ?
お礼に奢るよ!》
まじこいつ好き。