第17章 第16セット
*及川side*
練習を始めている選手たちに集合をかけて集める。
「えっとー、今日からマネージャーになった子紹介するね!」
柴「柴崎奏です!慣れないことばかりで迷惑かけちゃうと思いますけど、よろしくおねがいします!」
拍手とよっしゃっ!って声が聞こえる。
「じゃあ、早速だけど、マネちゃんズ!仕事教えといてね!愬波ちゃん(3年)特によろしく!」
マネズ「はぁーい!」(o ̄∀ ̄)ゞ
ゆるい感じで返事するマネちゃんズ(優を含めた6人)。
こんなだけど、仕事は出来る子たち。
女子同士の醜い争いもない。
大半はバレー部の男目当てで入ってくるけど、この子達は違う。
俺らじゃなくて優に憧れて入部した。
だから入部した時も
「俺のプレーに見惚れちゃダメだよ?」(*∂ω∂*`)☆
なんて、言ったら絶対零度の視線をぶつけられた。
アレは今でも忘れられないよ、、、。
なんて思い出にふけってたら柴崎ちゃんが優に
柴「仕事の内容教えて♪」
って詰め寄っていた。
いやいや、、、愬波ちゃんって言ったじゃん、、、
なんでわざわざ優に行くの、、、
優だって困ってるし、、、
他のマネちゃんズの話を聞かずに優に教えてもらいたがる柴崎ちゃん。
いい加減イライラしてきた、、、
優の気持ちも考えろよ、、、
「優!今日の練習メニューなに?」
俺に呼ばれてなんとか柴崎ちゃんから逃げられた優。
俺と優と話す様子を柴崎ちゃんはチラチラと見ていたけどとりあえずスルーした。