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【ヘタリア】突然現れた味音痴【攻男主】

第7章 旅行編



「さて…、じゃあ観覧車も乗り終わったし旅館に移動しようか」

キスをした後は恥ずかしさと気まずさが混ざって俺はただ黙々と夜景を見ていた。(今2人の顔を見たら何かしそうだったから)
そして観覧車を降り外の空気を多めにすった。

…さぁ、これからが本番だ。














「おおおおっ!広いねー!」

「旅館に泊まるの凄い久々だぞ!露天風呂楽しみだなぁ!」

「…露天風呂か」

ナビを頼りに車を走らせ20分、初めての2人とのお泊りということで少しお高めの旅館を選んだ。
外装を見ただけでここを選んでよかったなと思うほど和を感じさせる素晴らしい旅館だ。
2人は露天風呂が楽しみらしい。露天風呂とか外国にないんだっけ?シャワーだけとかだったような気がする。

「丁度よくチェックインの時間だし中に入ろうか」

中に入るとまず綺麗な外装に驚く。ネットに載ってあった写真は閲覧していたがそれを覆すくらいに広くて隅々まで掃除が行き届いていると感じる。

「いらっしゃいませ」

「あ、予約していた本田です」

「本田様ですね、お待ちしておりました。少々お待ちください」

チェックインする為に受付に行くと愛想の良い受付の人が迎えてくれた。

「では、お部屋にご案内致します」

「はい」


そこから部屋に移動しているときにお風呂の場所とか朝ごはんの説明を受けた。
ここだと足をとめたのは801号室ここが今日俺たちが一晩過ごすところだ。ここが俺たちの初めての………あー、やめよ。盛ってるみたいだし!

「では、ごゆっくりお過ごしください」

「ありがとうなんだぞ!」

案内してくれた人はニコッと愛想よく笑い、俺に鍵を預け、来た道を戻っていった。
ここの旅館は洋室と和室があって2人は洋室は見飽きているだろうし日本にいるんだったらやっぱり和室の方が良いにきまっていると俺は和室を選んでいた。

「わっ、畳だ!」

「畳、久しぶりだな…」

「わー!ひろーい!」

雰囲気の良い和室に俺は感動の声を上げる。
畳に持ってきた荷物を置き、窓を見てみるとこの旅館の庭が綺麗にライトアップされていてとても綺麗だ。
アーサーは俺と同じで窓を眺めていて、アルは早速扉という扉を開けまくって部屋を探検している。

「ここにしてよかったなぁ……」

景色を眺めながら心からそう思った。
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