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【ヘタリア】突然現れた味音痴【攻男主】

第7章 旅行編



はぁああああぁあああッ‼︎緊張感…するっ‼︎
頂上もう少しだよ!そわそわが止まんない!よく見たら2人も軽く緊張しているようにも見える(まぁ、俺とは全然比べものにならないけど…)

間違えたタイミングにならないようにもう少しで頂上という時に2人に話しかけようと思う。
頂上に行くにつれどんどん高さが上がりここら辺全体の建物の電気が暗い夜を照らし、それ一つ一つが綺麗な夜景となっていて、それを見ていたら少しは緊張が和らぐような気がした。

「もう少しだね…頂上」

ポツンと呟く。あと3分も経たないうちに頂上になるだろう。

「そうだな、何だ直人緊張してんのかよ?」

「うぐっ…いや、緊張するよそりゃあ…」

「もう!なおの緊張しているのが伝わってきて俺までドキドキして来ちゃったじゃないか!」

今まで夜景を見ていた顔をぐりんと回転させ手をバタバタしながら興奮気味に喋り、良く顔を見てみると少し顔が赤くなっているアル。可愛い。


「なぁ、俺とアルに平等にキスすんだろ?だったらそろそろした方が良いと思うぞ」

「えっ、あっ、そうだね…って俺からするの⁉︎」

「はぁー?お前俺たちのダーリンなんだろうが、ダーリンからキスすんのは普通だろ」

むっとした表情をするアーサーに俺は決意を固める。
良し!ここで自分がうだうだしてたら時間も過ぎちゃうし誰も得しないし!気合を入れろ!俺!
1人制限時間は1分…よし。

「アーサー、こっちに来て」

何も言わず、ゆっくりと反対側に座ってるアーサーの顔が俺に近づいてくる。
俺はアーサーの手を握るために少し腰を浮かす、握るとアーサーの手は俺よりも冷たかった。

「アーサー、愛してる」

チュッと軽く触れるだけのキスをしてゆっくりと離れていく。あぁっ、アーサーの唇柔らかい!そしてあのかっこいい顔は何⁉︎うぅ………。

すっごい緊張して一旦休憩をしたいくらいだけどそんなことしてたら頂上ではなくなってしまう。

アルが座っている所に少し座る位置をずらし同じく手を握る。アルは体温が高いし手が大きくて羨ましいなという反面とても安心する。アルと目を合わせ

「アル……、愛してるよ」

キスをする前にアルの表情が見えたが、あれは反則だろうと思った、えっろい……。

………ていうか2人ともこんな密室で俺の興奮煽る表情しないで!お願いだから!
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