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【ヘタリア】突然現れた味音痴【攻男主】

第7章 旅行編



「………アル?」

俺の問いかけにアルは反応せず、ずっとお化け屋敷から目を離さない。
大丈夫かと少しの間アルを眺めていると、何か決意をしたような表現をしたあと軽く息を吐いた。

「ここ、入ろう」

「えぇ⁉︎だっ大丈夫なの⁉︎」

「おいおい…無理すんなよ」

まさか最初にお化け屋敷に入りたいと言うとは思ってなかった。アーサーも流石に大丈夫かと思ったのかアルを心配している。

「だっ、大丈夫だぞ!こういうのは勢いが大切なんだ!
行くぞ!なお、アーサー‼︎」

返事を聞くこともなくずんずんとその凄まじい雰囲気を出している場所に向かっていくアル。
(あ、フリーパスの他に違う券買わなきゃ行けないんだっけ。というか本当に行くの?俺もあんまりこういうの得意じゃないんだよなぁ…アーサーは平気な顔してたけど大丈夫なのかな?)

「アーサー、お化け屋敷屋敷の券買ってくるからアルと一緒に並んででくれる?」

「あぁ、分かった」










「お待たせ…って」

券を3枚購入し終わり2人が並んでいる所に近寄っていくと2人が何か話しているけれど英語で話しているため何を話してるかは分からない。
最近はグローバル化が進んで外国人の観光客も結構見かけるけれどやっぱり2人は目立っている。
(やっぱり英語覚えようかなぁ…でも今メジャーな英語とイギリス英語って色々違うみたいだし、うーん)

「おかえり!」

「買ってきたか」

「うん、あ、待ち時間30分くらいだってさ」

2人がいる元に戻ると従業員さんが待ち時間を教えてくれる看板を持っているのに気づく、見てみると現在の待ち時間30分と記されておりそれを2人に伝える。

「30分か……なぁ、アルあれ見てみろよ」

何かを見つけたのかニヤニヤしたがら何かが書いている看板を指さしている。黒色の看板に血が飛び散ったような不気味な看板に目を向けると書いてあったのは…

ご来院の皆様へ

当施設は、少々刺激が強すぎる内容となっております。

小学生以下のご利用については、極力ご遠慮くださいますよう、よろしくお願いいたします。

重ねて「ビビリ」や「チビリ」もご来院はご遠慮頂いております。なお、それでもご利用をご希望の場合は、替えのパンツを御用意くださいますよう、よろしくお願いいたします。
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