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分からなくても伝われば

第10章 お部屋にて


(櫻井さん2)

 部屋のドアをノックする。

「おーい、聖星ちゃん? 大丈夫? 入ってもいい?」

 返事なし。おいおいどうしちゃったんだよ大丈夫か?
 マジで大丈夫か? 俺心配だぞ。

「開けるよー」

 そっとドアを開ける。ごめんよ。でも返事がないから仕方ないじゃないか。女の子の部屋入るのとか初めてだな。

 ――――と、ドキドキなんてしている場合ではなかった。

「っちょ、聖星ちゃん!?」

 床には胸元を押さえて苦しそうに息をする聖星ちゃんが倒れていた。おいおいおいおい、この状況は何だ。

「これ、やばくない?」

 そうつぶやいたのは相葉ちゃん。リーダーも心配そうにしていて、ニノも顔をしかめている。

「手伝って!」

 10分後、聖星ちゃんは救急車で病院に搬送されていった。
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