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分からなくても伝われば

第6章 アイドルに恋なんて当たり前すぎるからしません!


「……あれ」

 私、どんだけ寝たんだ。外暗くなりかけてるんですが。なんか置き手紙でもないかなぁ~(笑)

 下に降りてみると、案の定テーブルに置き手紙が。

『今日は帰れない! 相葉』

『相葉に続いて同じく帰れません。松本』

『夜中の2時くらいに帰るかな~ 大野智』

『夜ご飯は一緒に食べられないかもしれない。櫻井』

『どうでもいいくせに置き手紙を強要するな。二宮』

 わわ、二宮さんエスパー!?
 私声に出したつもりは……。

「二宮さんすげー……」

「うるさい」

 う、頭に重みが……。

「ぅわっ、二宮さん!?」

「人を珍獣みたいに扱うのやめれば」

 だって珍獣みたいに出てきたんだもん、別にいいっしょ。
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