• テキストサイズ

言葉は無くとも

第5章 言葉は無くとも 最終話







まぁ、いいや。


そんな難しいコト考える脳みそは生憎、持ち合わせていないし、考えるだけ無駄だし。


今はこの幸せが続けば、それでいい。


俺は、目を閉じた…


だけどグリムジョーはポツリと呟いた。





「愛してる…からな……俺を…独りにすんな、よ…ッ…ばかプリメーラ…ッ」





それは本当に小さな声で。

でも、ちゃんと俺の耳に届く声で。

一言一言を噛み締めた、心からの声で。


震える蒼猫を、俺は優しく抱き締めて。


コイツと居られる、この一分一秒の瞬間を心に刻む。

不安げな顔をする蒼猫に、俺は決まって微笑んでやる。

言葉は無くとも、俺等はちゃんと繋がっているから。




.+゜*。:゜+゜:。*゜+END.+゜*。:゜+゜:。*゜+
/ 10ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp