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恋の迷宮☆JUMParty

第8章 言えない秘密




あれから何日か経った。

涼介は相変わらず忙しくて会えない。

こんなのいつもの事だけど、涼介が言った言葉が気になっている。


采「愛湖ちゃん、ちょっと。」


片桐さんに呼ばれ、廊下へ出た。


采「あのさ…愛湖ちゃん、涼介のファンじゃないよね?」

愛「えっ?うん…。どうして?」

采「これ。私の友達がこの間送ってきて…。これって愛湖ちゃんだよね?」


片桐さんは自分の携帯を差し出した。

その画面に写っているのは…涼介と私だ。

写真は涼介と私がマネージャーさんの車に乗る時のものだった。


愛「何、これ…。」

采「私も信じたくないんだけど…愛湖ちゃんだったとしたら、説明して欲しい。私が涼介ファンだって知ってるのに…。」


そう目に涙を溜めて言う片桐さんに、


愛「私じゃないよ。」


否定した。

その瞬間、この嘘は貫き通さなければと強く誓った。
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