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Darkness doll.【H×H】

第2章 100番×トンパ!×下剤入りジュース⁉︎


"B100"





チンって音と共に
私とキルアは会場に足を踏み入れた。




踏み入れた瞬間、目線がグッと私達に集まった。






怖い。





それが一番に出てきた言葉だった。
やっぱり帰ろう、ダメだ、



そんな気持ちをキルアは感じ取ったのか、





「ハンター世界での名前〜?大丈夫だって、ほら行くぞ!俺も居るんだし。」




あぁ〜〜!!かっこいいなもう!!
罪だよ!!罪ですよ!!


キルアのたった一言で立ち直る単純な私は馬鹿なのかもしれない。


















「番号札になります。」





きゅるんっと可愛らしいマーメンさんから受け取った番号札、



「100番…かぁ。」


キリがよすぎて逆に怖い。




「99番!ハンター世界での名前100番とかずりぃ〜!俺100番が良かった…」


「ふふ〜ん!いいでしょ〜!キルアには譲らないも〜ん」


「はぁ〜??てめー!!」




なんて、思ってもないことを言って、
2人でわーぎゃー騒いでる中





「よっ、オレはトンパ。よろしく!」




で、でた〜!トンパ〜!
何を隠そう私はトンパを好かない。
くそ〜!!ぜってー下剤入りジュース飲まないからな!バーカバーカ!!



「新顔だね君達」



「そーだよ」
「は、はい、どうも…」



「これから長い戦いにもなるし、どうだい!お近づきのしるしだ、お互いの検討を祈ってカンパイだ」


「お!気きくじゃん!」

「わーありがとうございます。」



ごくごくと喉にジュースを通していくキルアとは裏腹に私はジュースを見つめジッとしている。




「これ、毒入ってる。ハンター世界での名前は辞めときな。俺が飲んであげるから」



トンパに聞こえない声で囁かれる。



「すみません、トンパさん。今喉が乾いてないので後で頂いていいですか?」


「あぁ!いいよいいよ!いつでも飲みな!」





じゃーなーなんて手を振ってトンパは消えていく。
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