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Darkness doll.【H×H】

第1章 遅刻魔×キルア⁉︎×ハンター試験⁉︎



「ちょ、もう、キルア待って!」


「ゴメンゴメン、ほら、入るぞー」

私は、"アノ"定食屋の前に居る。
キルアと一緒に。






本来なら、今頃高校についていた時間だ。
いつも通り自転車で高校まで全速力で遅刻回避の為一生懸命漕いでいた。


この高校に入学して早1年が経とうとしている。
ついたあだ名は"遅刻魔"

誰が遅刻魔じゃぁい!って、今日も一生懸命ペダルを回す私。



「今日…なんか太陽綺麗だなあ。」
刺さるように輝いた光を私は見上げる。




「って!!間に合わないし!!」



って叫んだ、その瞬間。





目に太陽の光が差し込めて
ぎゅっと目を瞑った。そこからの記憶は無い。





「ん……」






私は体を揺さぶられていた。重たい瞼を開けたその先には、




何を言おう、ゾルディック一家の三男坊キルアくんが居たじゃありませんか…。




「キミ、名前は?」


「あ…えっと?」


「俺キルア。」


「ハンター世界での名前です、」







そう、私はなんと、
あの大好きな『HUNTER×HUNTER』の世界にどうやら来てしまったみたいなのです。










「あ、そういや、お前の持ち物見せてもらったけど、ハンター試験の受験表あんじゃん。」

「嘘おっしゃい。」なんて心でツッコミながらも、



しっかりと目の前にはハンター試験の受験票がある。


かなり嫌な予感がしたけど、少しワクワクした。



あの人に会えるんじゃないか、って。











そんなこんなでキルアと出会ってしまった私はキルアと共にハンター試験を受ける事になった。

年が近いこともあり、すぐに打ち解け合うことが出来た。



私が来た場所はあの定食屋からかなーり近い場所で、キルアに半強制的に走らされ今に至る。

もう!一次試験走るのに!体力ないのに!



なんて、心で叫びながら定食屋に入った。


「いらっしぇーい‼︎ 御注文は?」





嗚呼、ついにハンター試験が始まるんだ、
なんて思ってしまう。おっちゃんの声。



「ステーキ定食。」




私は直ぐさま答える。
来たからには言わなきゃ損でしょ!!



「焼き方は?」







キルアと目を合わせて、

せーのって、声を揃えて。







「「弱火でじっくり」」
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