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【進撃の巨人】私は蒼穹を舞う乙女だった

第3章 壁の中の街


「うわぁ〜人がいっぱい」

「おい…あまりキョロキョロするな」

私とリヴァイさんとクリスタの3人で
街に買い出しにきている

そう、外出を許可されたのだ

「ただし、俺と一緒に行動すること」
という条件付き

とは言ってもリヴァイさんも忙しい身
そんなに頻繁には外出できそうもない

今日はたまたまリヴァイさんも
欲しい物があるとかで
一緒に行けることになったけど…

次はいつ来れるかわからないから
せめて初めての街を満喫しようと
心に決めた



私はクリスタに外出用の服を借りていた

普段着ることは絶対ないような
白いヒラヒラのワンピース
ちょっと恥ずかしいけど

だってクリスタ
こんな感じの服しか持ってないんだもん…


「ゆずき、やっぱり可愛い!
似合ってるよ〜」

クリスタは満面の笑みだ

「ね、リヴァイ団長も
そう思いますよね?」

リヴァイさんはチラッとこちらに
目をやると
すぐにそらしてしまった

「もう少し大人しくしていれば
その服も似合いそうだがな」

うぅ…この人は…相変わらず…
私はリヴァイさんの背後から
キッと睨みつける

「しょうがないじゃないですか!
誰かさんに丸2日も監禁されて
いたんですから」

「チッ…おい人聞きの悪いこと言うな
それと、声がでかいぞ」

「まぁまぁ2人とも!
さ、早く買い物を済ませましょ!

まずは食材の注文から!」



私はフンっとスカートのすそを
少し持ち上げ
ズカズカと歩き出した


なによ。
昔好きだった女に似てるっていうなら
少しくらい褒めてくれたって
いいじゃん…


そんなことを考えて歩いていると

遠くにそびえ立つ壁を発見した

「なんだろう?」

クリスタに聞こうと思ったら
クリスタはテキパキと紙を見ながら
お店の店主と話していた

「…リヴァイさん!」

横で品物の物色をしていたリヴァイに
話しかけた

「なんだ」

「あれ、なんですか?」

私の指差す方を見る
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