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love songを奏でる日々【短編】
第6章 手と涙
いつからだろう、
気がついたら一緒に居て、
一緒に暮らし始めていた。
それがごくごく当たり前になってきていて
お互いの生活の中に相手がいることに慣れてきた。
これを一般的には同棲生活と呼ぶのだろう。
そんな生活を続けていると
些細なことで喧嘩することがある。
昨晩の喧嘩の原因は
なんだっただろうか。
たぶん、本当に些細なことだったのだろう。
そこから発展して大きな喧嘩になってしまった。
今朝も一言も話さず
早々に家を出て行った彼である。
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