第24章 番外編 名前呼び
「…でも…。」
「千鶴ちゃんも律儀だな。普通に潤って呼んでくれればいいぜ。」
「いきなり呼び捨ては…。」
それもそうか。
「じゃあそのうちってことで!改めて宜しくな、千鶴ちゃん。」
「うん!潤く…あ。」
「あはは!気にしない気にしない!さ、行こうぜ。」
それからは、千鶴ちゃんが俺と対応するたび意識して呼び捨てするのを頑張ってくれてるのか、
「あ、潤……くん。」
「ん?」
「あ…ううん、何でもないよ。」
そのまた別の日。
「潤く…。」
困り顔になる千鶴ちゃん。
…可愛すぎる…。
用件を伝えてそのまま戻っていった。
めちゃくちゃしょぼんとしてんなぁ…。
しばらくぼーっと考え込む。
「んー…別に潤くんでもいい気がしてきたな…。」
近藤さんや源さんだって山中君って呼んでるし。
…なんか、思い出すなぁ。現代にいた頃も男に間違われる度気にすんなって言い続けてたの。
「そのうちも何も好きに呼んでくれれば良いんだ。うん、そうだ。」
そう言ってこよう。