• テキストサイズ

イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】

第20章 狂った果実~アランorユーリ編~


ユーリは、はっと気づく。




さっきから太腿に当たっているのは

アランの滾るソレなのだということに。




ユーリは頬を染めて、

恥ずかし気に答えた。




「なんで…聞くの?

俺、抱いてって言ったのに」




『うん。

でもお前が泣くから…』




(あ……アラン様、優しい…)




「俺…今日、

いつもと違うから

…おかしいから…

……どうなっちゃうか

分からないから…だから…」




アランは

ユーリの華奢な手をとって

恭しく甲に口づける。




『優しくする。

俺に全部委ねて。

俺のもんになって?

お願い』




とくん…




赤い瞳が

不安そうに答えを待っている。




(アラン様のこんな顔

初めて見る。

…そんなに俺を…)




ユーリは

胸が壊れそうな程の幸せを感じながら




こくり。




と頷いた。






/ 674ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp