第20章 狂った果実～アランorユーリ編～

アランはもちろんパニック。




（なんて説明すりゃ…

やっぱ

『ルイに襲われそうになったから

逆に襲い返しちゃいました、あは💛』

……だから、ありえねーから！！）




『ユーリ、あれは…』








「…いやです…………許さない」



ユーリの声が小さく響く。




『え…？』







「…誰にも……渡さない。




アラン様は

俺だけのものじゃなきゃ、

いやだ………！」




ユーリは乱暴にアランのシャツを乱し

胸元に顔を埋めた。




『んんっ///』




ユーリの唇が

切ない程にアランを求めて

身体中にキスを落としていく。




ちゅっ………ちゅくっ……ちゅぅちゅぅ…




「っ……くっ…ぁ…ユー…リ」




（っ…ユーリ、勘違いしてるっ。

俺はルイとはなんでもね………

いや、違う。

ジルやレオの事があるから同じだ。

※アランはユーリの居ない間に、ジルとレオとも、ヤッちゃってます。

もう俺は、

お前に求めてもらえるような男じゃねえ…。

…純粋なお前の気持ちに答えられねえよ…）




「アラン様っ………アラン様ぁ…」




ちゅう…ちゅう……ちゅっ……




（でも………

こんな求めてくれるなんて…

嬉しくてどうにかなりそう。

キス気持ち良過ぎだし。

ああやばい…

頭、回んなくなってきた…）




だんだん身体の力が抜けてくる。




上半身を暴かれ

息が吐けない程求められ続けて…




………………………。








（ああ！！もう無理！！）