第16章  狂った果実～アランorルイ編②～

「っ…ぁぁっ…

…やめっ…」




とろとろとろとろとろとろ…




黄金色のとろとろが

ルイの美しい身体に

纏わりついていく…




「ぃゃぁ…」




今にも泣きそうに

抵抗しようとするルイの手を

軽くあしらいながら、

アランはどんどん

瓶の中身を垂らしていく。




アランの手の中の瓶のラベルが光った。



ラベルには「Honey」…

つまり

“はちみつ”

と書かれていた。





「ゃめてアラン

…気持ち………悪いぃ…」




ルイの美しい肢体が

はちみつで

汚されていく…。




鎖骨に

乳首に

おへそ廻りに

脇腹に。




そして




とうとう……





可哀想に

小さく縮こまった

愛らしいモノにまで…




ルイが身を捩ると、

はちみつがてらてらと光って

驚異的にエロい。




（卑猥だ…

卑猥すぎる。

こんなにはちみつが似合うやつが、いていいのか？

って……おいおい、

そんな、くねくねすんな、

誘ってんのかっ。

ってかこれ、やり過ぎじゃね、俺？）




内心のおかしな興奮を抑えつつ

アランは告げる。




『あ～あ～

べちゃべちゃだな、ルイ』




全身をはちみつで汚されて

ルイは




「ゃだぁ…

んくっ…

……やめてっ…

んふっ…くすん………」




とうとう泣き出してしまった。