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イケメン王宮◆BL・悪魔のお仕置きと狂った果実【R18】

第14章 悪魔のお仕置き~ルイ編~


「また、これ…?」




片手だけを後ろ手に縛りつけられ

自由を奪われると

ルイはそう言って

虚ろに視線を落とした。




『あなたは、もう

普通では、お感じになりませんから』




「…………」




片腕を縛り終えたジルは

手にしていた碧いロープで

手際よく

ルイの肢体を縛り上げていく。




『まったく…貴方という人は…

従順すぎますよ?』




「…………無駄だから…

おまえに何を言っても…」




人形のように表情を崩さないルイに

ジルは、

ふっ…と息を零して。




『確かに…そうですね。

私としては

もう少し抵抗して頂いた方が

萌えるのですが』




「…………」




ジルが

余裕たっぷりに唇の端を持ち上げると

ルイは

氷のように冷たい眼差しで沈黙を落とす。




(ああ……

そんなに軽蔑するような空気を漂わせないで下さい。

興奮してしまうでしょう?)




ずくん……

ジルは

自らの中心に

熱が集まるのを感じる。




『しかし、

まさか貴方が

こんな風になるとは思いませんでした。

始めは

あんなに必死に抵抗していたのに……ね』




菱縄縛りに緊縛し終えると

ジルは

舐めるようにルイの肢体に視線を這わせ

満足げに微笑んだ。




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