第9章 お騒がせしました
キーンコーンカーンコーン
授業終了のチャイムがなった。
今日の授業は全て終わったので後は、部活のみ。
あっ、そうだ!
部活に行く前に千恵ちゃんの所に行こっと。
昨日は、迷惑かけちゃったしね。
席を立った時、勢い良く誰かに抱きつかれた。
貴「ヒャッ!?」
抱きついてきた主を見ると春華だった。
春「雪ーどこに行くの―?」
貴「千恵ちゃんの所だよ」
私に抱き付いている春華を剥がしながら答えた。
春「だれ?」
貴「昨日保健室にいた子だよ」
春「あー!あの厨二っぽい子か!」
確かに…
って、違う違う!
貴「失礼だよ」
私は、千恵ちゃんの事を厨二病っぽいなんて思ってない!
春「私も行く!」
春華と一緒に保健室に向かった。
・
・
・
ガラガラ
貴「失礼しまーす」
保健室の中入ると、ソファーに座って読者をしている千恵ちゃんがいた。
千「・・・」
春「・・・」
貴「・・・」
・・・・・・
沈黙が漂うなか沈黙を破ったのは、春華だった。
春「ねぇねぇ!クラスは?部活は?」
昨日も同じような光景を見たような…
貴「春華、ゆっくり話そ?千恵ちゃん紹介するね、この子は私の親友の佐藤春華」
春「シくヨロ☆」
貴「で、春華この子が大林千恵ちゃん」
千「よろしく…それよりどうしたの?」
千恵ちゃんは、私達が保健室になぜ来たのか気になったのだろうか。
貴「昨日は、ありがとうね。これ、お礼!」
私は、保健室にくる前に自動販売機で買ったイチゴオレを渡した。
千「ありがと」
貴「いえいえ、私はもう行くね。部活に遅れちゃうから」
春「あっ!ほんとだ!」
貴「待たねー」
春「バイバーイ」
千「さよなら」
春華は美術室へ向かい、私は体育館へ向かった。