第3章 君の鼓動を感じていたいけど・・・。
私には大切な、一生を掛けても守り抜きたい人がいる
いつも私に向けるその
はにかんだタレ目とか
ニカッて笑った大きな口や
すぐに拗ねて口尖らせてる仕草
だけどすぐ甘えてくる所も
全てが愛しくって
「うちのママが一番最高なんやで↑↑」
って言ってもらえたら
私は全てを失っても構わない。
でも、どーしても貴女にしてあげられないことがある。
「パパ」になってあげることはできないの。
私は娘を産む前の記憶がすっぽりと抜けている。
何故かはわからない。
だから、この子の父親がわからない。
この子がどういう風に出来たのかわからない。
生まれることを望まれていたの?
命が宿ったとき、祝福されていたの?
私と誰かの遺伝子を受け継いで生まれた貴女は
どうか、パパとママが幸せだった証しとして生まれてきた子であって欲しいと
ずっとそうであって欲しいと祈り続けてる・・・。
少なくとも
私にとって貴女の存在が生きていく糧になっているよ。
∞ストロベリー症候群∞
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