第4章 オモチャ
臨也の言葉がきっかけのように奈々の身体は疼き出してくる
しかし表情には出さないように必死に平静を装いながら優しい笑みを浮かべる臨也に誘われるように歩いていく
ふらふらと近付いてきた奈々を一気に引っ張るとベットの上へと押し倒した
「君さ、初めてかい?」
媚薬のせいか赤くなった奈々の頬を撫でながら聞くと面白い程にビクンッと奈々の身体が跳ねた
「やっぱり初めてなんだねぇ
君ならモテそうなのに…」
「やっぱり、シズちゃんがいいんだ?」
「っ…んっ、お兄ちゃんっ…が、いい…
初めては、お兄ちゃんって昔から…」
耳元で囁かれた言葉にまた奈々の身体はびくりと反応した
その反応を楽しむように首筋に舌を這わせ、いくつかわざと見える位置に痕を残すと
また舌を這わせ、感じながらも必死に言葉を紡いでいる奈々の様子を楽しんでいた
「へぇ…初めてはシズちゃんねぇ…
残念だけど君の初めては俺がもらってあげるよ」
「君ももう限界だろ?
無意識みたいだけど、さっきからもじもじ物欲しそうに足を擦り合わせてさ」
「あぁ…それとも奈々ちゃんは、足でイカされるのが好みなのかな?」
そう言いながら奈々の足の間に膝を押し入れ、奈々の足を開かせるとスカートがめくれ上がるのも気にせず下着の上から秘部をぐりぐりと膝で刺激していき
「あぁん…やっ…」
「やだ?イキそう、の間違いだろ?
どんどん濡れてきてるのがズボンの上からでも伝わってくるよ」
「ほら奈々ちゃん、イキなよ」
「やっ…んぁぁっ…」
また耳元で囁かれ、膝でクリトリスをグリっと一際強く刺激されると呆気なく達してしまった