第18章 後悔と赤色の目の正体」※赤司視点
一方、赤司の方はなかなか帰ってこないイヴたちに壁をこぶしで殴っていた。
やはりそばに置いとくべきだったのだ。
あのメアリーを信じたのがバカだった。
残るのはこの道だけ
赤「行くしかないのか・・・」
紫のカギを入手した部屋に入ることにしたのだった。
そこに広がっていたのは気色悪い人形たち。
青色の肌に赤色の目、黒色の髪にそれぞれ異なった色のあまり綺麗とは言えない洋服を着たものだった。
イヴにはうさぎに見えていたそれは、本当は気色が悪い人形が置いてあったのだ。
上からぶら下がっている人形たちに赤司は目をそらした
赤「はやく探すか」
左側の本棚は調べ終わっていた。
ならば残っているとなると右側の本棚だけとなっていた。
この気色悪い人形たちを探索する気にはならなかった。
すると、右側へ動かせるのに気がついた赤司はその本棚を動かすことにしたのだ。
そこにあったのは・・・
赤「抜け道か
ここからなら出れる」
赤司はその穴から出ると、どうやらまだ部屋が続いているらしい。
きょろきょろと確認するように部屋へ侵入すると、部屋の中をまず確認することにしたのだ。
ドアは一つだけ。
そのドアの隣には紫色で描かれた
“出口なんて ない
理由なんて ない”
ドアを確認してみるものの、やはりカギがかかっていた。
奥へと進むと、足元には三角形の穴があり、その奥には5本のひもが天井からぶら下がっていた。
上を確認するものの何も見えないその正体に赤司は疑問を抱くのだが、もしかしたらこの三角形を説くヒントになるかもしれないと思い、5本のひもの前に立つことにしたのだ。
そうとなるとこの5本からどれを選ぶかになって来るのだった。
赤「右側から・・・2番目」
なぜだかそう思った。
ひっぱるとどこからか音がするのに気がついた。
それより・・・
赤「大丈夫なのか・・・?
イヴ・・・」
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