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Ib×黒バス

第35章 帰ってきた世界








目を覚ますと、着いた場所はあの絵。



しかし自分はいったいここでなにをやっていたのだろうか。



イヴはキョロキョロとあたりを見回した。



肩からかけていたあの赤司のジャージもなくなっていた。



そのジャージですらイヴは存在を忘れていたのだ。



母親や父親を捜すためにイヴは1階へと向かった。



しかし見当たらなかった。











ふと、足が勝手に動いているのがわかった。



ついた場所はバラの像が展示されている場所。



目の前に立つ青年がどうも気になったのだ




赤「・・・ん?


  何か用か?」



「この像ってなに?」




赤「あ?・・・これか?


  『精神の具現化』っていう名前の作品みたいだ


  これを見ていると・・・


  切ない気分になる・・・理由はわからないがな


  って言っても困るよな




























  ごめんな、イヴ





  ・・・って、誰だ、イヴって」




「え、あ、私の名前・・・」



赤「お前の名前、本当にイヴって言うのか?」



「うん」



赤「変だな・・・オレは君のこと知らないんだが・・・


  口走っていたようだ


  でも・・・なんでか


  オレたち前にどこかで会わなかったか?


  ・・・ごめん、変なこと聞いてしまって


  今のは気にするな


  ・・・・それじゃぁな」






立ち去ろうとする赤司の背中をじっとイヴは見つめていた。













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