【ONE PIECE/男主】 エースの兄は "海軍" です
第2章 *再会*
貴方side
エースを布団に寝かしたあと、俺はダダン達の居るところに向かおうと、寝室を出ようとしたその時。
身体中に傷跡があり、包帯を巻かれていたルフィが、エースの布団の横に投げ飛ばされた。
『……ルフィ?』
そばに近寄り、生きているかどうかを確認した。
こんなに傷をおって……。
今は爆睡中みたいだし、ガープさんからの届け物は明日渡そう。
フワッとしたルフィの髪をなで、毛布をきせて部屋を出ていく。
……エースが、その様子をこっそり見ているとは知らずに。
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『ダダン、少しいいかい?』
部屋のなかに居たのは、ダダンとドグラとマグラだけだった。
この三人なら、俺のこと知ってるし大丈夫か。
「……まだ、寝てなかったのかい」
『……少し、話がしたくてね』
マグラとドグラの横に座り、ダダンの目をしっかりと見つめて口を開ける。
部屋のなかには、木がパチパチと燃える音と
俺の声だけが響いている。
『エースやルフィの面倒で大変だろうと思うけど、1年間俺も宜しくね』
「アンタは、もう15だからね。
しっかり、家のこと手伝ってもらうからね‼」
『おう、任せとけ』
「……それと、コレ」
ドンッと目の前につき出される、今朝出されたであろう新聞。
1面にデカデカと載せられているのは、もちろん俺のことで。
「あんた、中将になったんだってね」
『あぁー……。 まぁ、そんなとこやな』
シーンっと、部屋のなかが静かになる。
マグラとドグラは、口を開いたまま俺を見つめている。
『今回俺が来たのは、任務じゃないから。
届け物と、修行をしにきたんだよ』
「……エースは、お前が海軍だってしってんのか?」
『……いや、知らないよ。
でも、いつか知るときが来るさ』
エースは、俺が海軍だって知ったら
もう、俺のことは "兄貴" と呼んでくれないだろうか。
その事を考えると、体の震えが止まらなくなる。
「お、おい。 大丈夫か、(名前)?」
マグラの手が、俺の背中をさする。
どうやら、無意識のように過呼吸になりかけてたようだ。