第36章 アートの時間
光「…で?さっきからうちの担任はそこで何やってんだ?」
と俺がそう言うと、みんな呆れたように教室の隅を見た。
殺せんせー「よ、良かった…!!先生てっきりうちのクラスから非行に
走る生徒が出たかと...」
茅野「…相変わらず そういうとこチキンだよね」
菅谷はとにかく絵が上手いし、とにかく芸術性が優れている。
だから、こーゆー美術系のやつ サラッとできちゃうんだよな。
菅谷「よかったら、殺せんせーにも描いてやろうか?まだ塗料 残ってんだ。」
殺せんせー「にゅやッいいんですか?」
そして、菅谷は塗料をにゅるーっと出し始めた。
……思ったんだけど
光「…殺せんせーみたいなツルツルした物体に、
あんな刺青みたいなの描けるのか…?」
杉野「それ言っちゃ終わりだろ。」
と、杉野に言われ 俺は黙って見とくことにした。
まあ、描けるから菅谷も塗料出してるんだよな?
うん そうだ。そういう事にしておこう。